クラウンマジェスタ試乗、無機質も魅力なり
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
クラウンの最高級グレードとして進化を続ける「クラウンマジェスタ」がフルモデルチェンジを受けた。とはいえ5世代目となった本モデルにおいても、“国内専売モデルとしての高級”を追い求める姿勢に変化はない。日本の交通環境に合わせたボディも、先代に続いて全長5メートル未満に抑えられている。だがその一方で、マジェスタを取り巻く環境は以前とは比べ物にならないほど変わっているのも確かだ。
91年の初代マジェスタ登場時には、世界に対して静粛性の高さで大きな影響力をもたらした「セルシオ」が、トヨタブランドのフラッグシップとして君臨していた。だがそのセルシオは今や「レクサス LS」へと名前を変え、レクサスブランドのフラッグシップを担っている。そこで繰り上げ昇格のように、今後のトヨタブランドを牽引することになったのがマジェスタだ。
マジェスタにはもうひとつ、別の大きな責任も課せられる。それが、セルシオユーザーを取り込むという重責だ。実はセルシオオーナーの中には、乗り替えるクルマが見当たらないことを理由に、セルシオに乗り続けている方が多数いる。単純に考えれば、レクサスLSに乗り換えればいいのでは…と思うだろう。だがセルシオ自身の魅力に加え、セルシオオーナーとトヨタ販売員の間には長い年月をかけて築き上げた信頼関係ができあがっており、“その”販売員が扱っていない他モデルには乗り替えない傾向も少なからずある。そこで5代目マジェスタの出番。セルシオオーナーから信頼を勝ち得ているトヨタ販売員が扱えるクルマとして、セルシオからの代替えを促進する、その玉となる期待のモデルなわけだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?